NHK朝ドラに見る女性のスマート・キャリア

こんにちは。綺羅女プロデューサーOkeiです。 綺羅女とは、自分の足で自分らしい生き方(キャリア)をスマートに選び、 幸せを自らGETできる女性です。 NHKの朝ドラにはそのヒントが満載! Okeiがキャリア・コンサルタント目線で朝ドラの登場人物の女性と、 周りを取り巻く人間模様をウォッチング! 女性の幸せな生き方を、勝手に楽しく語ります♪

NHK連続テレビ小説の登場人物から女性の幸せを考えます

NHK連続テレビ小説「あさが来た」第12話から学ぶ女性のスマート・キャリア

綺羅女プロデューサーOkeiです。

今日もキャリア・コンサルタントの立場から

NHK連続テレビ小説のポイントに光を当ててみましょう!


今回の「あさが来た」から学ぶ

女性のスマート・キャリアのテーマは

 

「結婚をして実家を離れる日」


です。

 

 

地域にもよりますが、昔に比べて今は

娘が結婚をして実家を出る日に行うことは、ずいぶん変わったようです。

 

新居の準備を予め整えておいて、荷物を引っ越し屋さんに運んでもらい、

結婚式の日は普段着で実家を出て、式場で婚礼用の装いに着替え、

式や披露宴が終わったら新しい夫婦で新居へ。

 

今はこのような流れが多いのではないでしょうか?

 

今回は、はつも、あさも嫁入りの日を迎えました。

 

実家を離れる日というのは、娘にとっても家族にとっても

何ともいえない気持ちになる日です。

家族で一緒に過ごした日々のことが、頭の中を駆け巡ります。

 

お父さんがあらためて

「帰ってくるなよ」

 

とあさに言いました。

 

今は結婚しても3組に1組は離婚をしているというデータがありますが、

当時娘の離婚なんて家の恥、あってはいけないこと。

でもそれ以前に、娘に対し

「向こうでも幸せになってくれ」

という切なる思いが込められているのだと思います。

 

地域によっては

娘が実家を離れる時に、使っていたお茶碗を割るという習慣があるところもあります。

Okeiが結婚する前読んでいた、情報誌の「ゼクシィ」に載っていた

京都の方からの投稿がとても印象的でした。

 

「私が結婚式をする前日の夜、母が私のお茶碗を

泣きながら割っていたのを見て、涙が止まらなかった」と・・・。

 

お葬式の出棺の時に、お茶碗とお湯呑みを割る風習が、

特に西日本には多くあります。

 

故人が迷うことなく成仏できるよう、

「帰って来てもあなたのお茶碗はありませんよ」ということを

示すためだそうです。

 

結婚する娘のお茶碗を割るのも、

「実家に帰ることを考える事なんてないくらい、向こうで幸せになってね」

という意味合いなのでしょう。

 

なんだか切ないですね。