NHK連続テレビ小説「あさが来た」第68話から学ぶ女性のスマート・キャリア
綺羅女プロデューサーOkeiです。
今日もキャリア・コンサルタントの立場から
NHK連続テレビ小説のポイントに光を当ててみましょう!
今回の「あさが来た」から学ぶ
女性のスマート・キャリアのテーマは
「変化を成長に変える」
です。
今回は加野屋の大番頭でありながら、
急きょ炭坑に行くことになった雁助に注目します。
雁助は炭坑事業にはあまり乗り気ではなく、
加野屋での大番頭の仕事に誇りを持っていた人です。
また、近い将来独立することもほぼ公認という立場。
陰で榮三郎あさのことをとこそこそ話してた時は、やな感じ~!と思っていましたが、
当初渋っていた炭坑行きを引き受けてからの働きは素晴らしいですね!
さとしのことはまだどうなっているのか明かされていませんが、
それ以外の通常業務だけ見てみても、仕事がデキる男なのだとわかりますね!
全く畑違いの仕事。しかも、誰とも面識がないところからのスタート。
しかも、本当のところは乗り気ではなかった。
とは言え、全力を尽くしている様子がよくわかります。
現状把握、働く人との関係性の構築、現場監督、
金銭出納の把握、事業の全貌の把握、それらに関する資料作成。
これらのことをやってのけています。
ビジネススキルとして取り上げるべき点はたくさんありますが、
ここで注目したいのは「乗り気ではなかったのに全力を尽くす」
という部分です。
自分の意思に反して担当することになった事業。
今風に言うと、望まない転勤、異動、出向といったところでしょうか。
女性の立場で考えてみると、
結婚をするときに夫の住む地域へ引っ越しをする、
夫の転勤について行く、
親の介護のために転居する
などという場面にあたると思います。
自分の希望通りであれば問題ないのですが、
「意思に反して」環境が変化してしまう時、
なかなかそれを受け入れられず、
下手をするとそこでくすぶってしまうことがあります。
今までのパワーがすべてマイナスパワーになってしまうことも・・・。
でも、客観的にみると、その状況を受け入れるしかないのなら、
くすぶっているよりも現状を受け入れて今自分ができることに目を向けた方が良い
ということに気づくと思います。
雁助の働きが良いお手本ですよね。
畑違いの慣れない仕事をしたからこそ、自己の成長にもつながりますし、
加野屋での雁助の評価もまたこれで上がります。
不本意な環境変化も、振り返ると自分の成長につながっていた、
そのように振り返ることができる日がきっときますよ。