NHK連続テレビ小説「あさが来た」第83話から学ぶ女性のスマート・キャリア
綺羅女プロデューサーOkeiです。
今日もキャリア・コンサルタントの立場から
NHK連続テレビ小説のポイントに光を当ててみましょう!
今回の「あさが来た」から学ぶ
女性のスマート・キャリアのテーマは
「人の心に届くもの」
です。
今回は2回うるうるしました!
まず、ふゆがお父さんにののしられ、殴られるシーン。
「これやからおなごはあかんねや!」
くやしくて、怒りでうるうるしました。
反抗できない相手にあんなこと!
しかも「おなごはあかん」って
「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ~?」
です!
女性と男性には体格や力の差はあれ、
人間としての尊厳に違いなんてあるはずがない。
でもあのような父親像が、明治時代では珍しくなかったのかもしれませんね。
そして今も、暴力にものを言わせている男性、
男の方が偉いと思っている男性がいるのもまた事実です。
そしてそれを当たり前だと受け入れている女性がいることも事実です。
悲しくなります。
2回目のうるうるはもちろん、亀助がふゆのお父さんと対決するシーン。
普段は穏やかで優しい亀助が、ふゆのお父さんと結婚相手を
猛烈に非難しました。
ふゆを守るためです。
愛と正義ですね~。
自分のためにあそこまで言ってくれる人がいたら、
ふゆの心はきっとわしづかみにされましたね!
やりましたね、亀助さん♪
人を動かすのに必要なのは、暴力ではなく心。
それを考えさせられるのがスポーツです。
Okeiの息子は小さいころから野球をしてきました。
息子のチームの指導者だけではなく、
他のチームの多くの指導者も見てきました。
時には試合中に選手に暴力まがいのことをするような監督を
見かけたことがあります。逆に、
選手がエラーをしても、笑い飛ばしてリラックスさせているような監督もいました。
暴力的な(言葉の暴力も含め)指導者のいるチームの選手の表情はこわばっています。
少々のことは笑い飛ばすような指導者のいるチームの選手はにこにこしています。
暴力にものを言わせて練習をさせると、野球の技術は上がるかもしれませんが、
誰かのために頑張りたいとか、チームのために頑張りたいという
チームスポーツで必要な心が育つでしょうか。
また、Okeiは箱根駅伝が大好きなのですが、
去年、今年の優勝チーム青山学院の選手は笑顔がいいですよね!
選手と監督、選手同士の信頼関係ができているのがよくわかります。
寮生活、もちろん厳しさもあるのでしょうが、
風通しの良さを重視し、学年を超えて同じ部屋で生活をしているそうです。
暴力に萎縮しながら監督や上級生を敬うのではなく、
心から尊敬している状態ができているように思います。
お互いの信頼関係があってこそ、
個人の力が最大限に発揮できる、そういうものではないでしょうか。
女性には腕力がないから、自然にそのように、
相手を思いやりながら信頼関係を作る力が育っている。
腕力ががなくても心があります!
余談ですが、対決シーンに新次郎が駆け寄ってくる時の
走り方がいかにも新次郎らしくて、思わず笑ってしまいました(笑)