NHK朝ドラに見る女性のスマート・キャリア

こんにちは。綺羅女プロデューサーOkeiです。 綺羅女とは、自分の足で自分らしい生き方(キャリア)をスマートに選び、 幸せを自らGETできる女性です。 NHKの朝ドラにはそのヒントが満載! Okeiがキャリア・コンサルタント目線で朝ドラの登場人物の女性と、 周りを取り巻く人間模様をウォッチング! 女性の幸せな生き方を、勝手に楽しく語ります♪

NHK連続テレビ小説の登場人物から女性の幸せを考えます

NHK連続テレビ小説「あさが来た」第124話から学ぶ女性のスマート・キャリア

綺羅女プロデューサーOkeiです。
今日もキャリア・コンサルタントの立場から
NHK連続テレビ小説のポイントに光を当ててみましょう!

 

今回の「あさが来た」から学ぶ
女性のスマート・キャリアのテーマは
 
「女性にとっての学び」

 

です。

 

 

今回は、はつに対してあさが、女性の学びの必要性を語るシーンに注目します。

 

当時は女性に学びは必要ない、むしろ邪魔だと考えられていました。

千代が話していたように、男性より前に出ることなく、一歩引いて

にっこりしている女性が良しとされていたのです。

 

女性は学ぶ機会がないので、そういうもんだと思うしかなく、

学がない自分は父親や夫の言うとおりにするべきなんだと

信じ込んでいたのです。

 

でも、当時の女性は心の底からそれを受け入れていたのでしょうか?

はつも、結婚して山王寺屋に入ったばかりの当時、

家の中で孤立して、辛い思いをしていました。

 

学があれば、そこから外とつながるすべを、

考えることもできたのかもしれませんが、

学ぶ機会もなく、自分には何もできないと信じ込んでいた女性たちは

動くことができなかったのですね。

 

はつがお守りを握りしめて一人で耐えているシーンは、

今の時代でも、結婚して夫の家に入った女性が見ると、

胸がキュンとなるシーンなのではないでしょうか。

 

女性にとっての学びは、女性だというだけで

家の中に押し込められていたところから、

女性を解放するものだと、成澤さんは考えていて、

あさもそれに賛同しています。

 

今は女性も男性と同じように学ぶ機会があり、

大学進学率は男女ほとんど差がないくらいまでになりました。

(それでも男性の方が少し多いですが)

 

女性が男性とほぼ同じように学ぶことができるようになったという、

その部分は改善されていますが、ここに来るまでにも

長い時間がかかりました。

 

Okeiが大学生だったころ、多くの女性は短大に進学していました。

「女の子は短大でいい」と。

 

そして、就職をしたら

結婚退職するまでの「腰かけ」と

言われていたんですよね。

それが20~25年前のことです。

 

今は新卒で就職をすると、女性も男性と変わらない活躍をしています。

 

それなのに、結婚、出産で職を離れ、

そのまま正規雇用の機会をなくしてしまう女性の多いこと。

 

また、学んできたからこそ、昔ながらの良妻賢母を求められることに

違和感を感じ、苦しんでいる女性の多いこと。

 

この先20年、25年たつと、それが改善されているのでしょうか。

 

Okeiはまだまだ学び続けたいと思っているし、

子どもたちが大学を出たら、今度はOkeiが大学院に行きたい!

と思っています。

 

学びって本当に素晴らしい♪

 

 

 

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