NHK連続テレビ小説「あさが来た」第130話から学ぶ女性のスマート・キャリア
綺羅女プロデューサーOkeiです。
今日もキャリア・コンサルタントの立場から
NHK連続テレビ小説のポイントに光を当ててみましょう!
今回の「あさが来た」から学ぶ
女性のスマート・キャリアのテーマは
「親孝行」
です。
前回ははつのお義母さんが、今回はあさとはつの実のお母さんが
亡くなってしまい、お父さんもすっかり体が弱ってしまいました。
本当に寂しいですね。
前回は先に亡くなる親の立場としてできることを考えてみましたが、
今回は年老いた親を持つ子どもの立場でできることを考えてみます。
自分が子どもの頃、親の存在は絶対的だと思っていたし、
亡くなる日が来るなんてこと、考えもしませんでした。
入学や就職、結婚というタイミングで、
子どもは生まれ育った家から巣立ちます。
ず~~~~~っと一緒に暮らしてきた親子が、
別々に暮らすことになります。
Okeiは結婚のタイミングで家を出ましたが、
寂しさを感じつつも新生活をしっかりと送ることの方に
意識が行っていました。子どもってそういうもんです。
でも今、自分が親の立場になって
Okeiを送り出した時の両親の気持ちを考えると、
「寂しい思いをしたんだろうな」ということがよくわかります。
自分の子どもがこの家を出ていく日のことを考えると、
「もうちょっと待って~~~~~!」と思ってしまいます。
家を出た子どもが、自分の親にできることは、
親に会いに行くことと、自分自身が幸せになること。
親に会いに行くことを意識し始めたのは、実は最近です。
7年前、父が亡くなってからです。
まさかそんなに早く亡くなるとは思っていなかったので、
親孝行する暇もありませんでした。
それまでは自分が親に会いたい時や、ちょっとゆっくりしたい時に
気ままに会いに行っていたのですが、
それから後は母親が一人になったこともあり、
自分がどうというよりも、母のことが心配で
意識をして会いに行くようになりました。
そんな時に、何かの記事で、親にあと何回会えるか、
という話を読みました。
一年に会う回数×親の余命
背筋が寒くなりました。本当に限られた時間なのだなと。
親孝行って何をすれば?と迷うことはないと思います。
「ありがとう」の気持ちで一緒にいることができたら、
それでいいんだと思います。
遠くにいるなら電話でもメールでも。
あさの時代は結婚して夫の家に入ると、
里帰りもままならない状況だったようです。
今も女性の多くは結婚をすると
夫側に合わせて住む場所を選ぶことになります。
夫の家族と同居をしていると、遠慮もあるかもしれませんし、
仕事や子育てで忙しいとなかなか里帰りする時間もないかも
しれませんが、「親とあと何回会える?」という問いかけを
忘れないでくださいね。