NHK連続テレビ小説「あさが来た」第152話から学ぶ女性のスマート・キャリア
綺羅女プロデューサーOkeiです。
今日もキャリア・コンサルタントの立場から
NHK連続テレビ小説のポイントに光を当ててみましょう!
今回の「あさが来た」から学ぶ
女性のスマート・キャリアのテーマは
「引き際」
です。
もう、あまり長くは生きられないということを受け止め、
今までよりもさらに穏やかな表情を見せる新次郎。
見ていると切なくてたまりません・・・。
そんな新次郎との時間を大切にしたいと、
商いから身を引くと宣言したあさ。
長く続けてきたことから身を引く決心というのは、
なかなか難しいものです。
芸能人やスポーツ選手の引退、
社長の交代、会社の廃業などなど。
定年退職は時期が決まっていますが、
辞める時期を自分で決められるものほど、
その決定が悩ましいものはありません。
特にあさは、子どものころから商いに興味を持ち、
実家の商いにも興味津々、結婚してから加野屋での
活躍ぶりは言うまでもないこと。
熱意も才能もあるのです。
そんなあさの引き際は美しかったですね。
今まで奥さんらしいことをしてこなかったから、
これからは新次郎との時間を最優先したいというのは、
決して無理をしているのではなくあさの本心なのだと思います。
判断に迷った時、今の自分にとって本当に大切なのは何なのか、
考え出ても考えてもなかなか答えが出ないときもあるでしょう。
そんな時は、考えるのではなく、感じてみる。
胸に手を当てて、自分の気持ちを感じてみる。
そしてそれに従うのが一番なのかもしれません。
実はちょうど、Okeiの息子が、長く続けてきたことから
離れて新しいことを始めるという決心を苦しみながらしたところだったので
それと重ねてしまいました。
自分の引き際は自分で決める。
そしてまた、そのあとをどう充実させるかも、自分で決める。
それが、自分で歩くということなのかもしれません。