NHK朝ドラに見る女性のスマート・キャリア

こんにちは。綺羅女プロデューサーOkeiです。 綺羅女とは、自分の足で自分らしい生き方(キャリア)をスマートに選び、 幸せを自らGETできる女性です。 NHKの朝ドラにはそのヒントが満載! Okeiがキャリア・コンサルタント目線で朝ドラの登場人物の女性と、 周りを取り巻く人間模様をウォッチング! 女性の幸せな生き方を、勝手に楽しく語ります♪

NHK連続テレビ小説の登場人物から女性の幸せを考えます

NHK連続テレビ小説「あさが来た」第96話から学ぶ女性のスマート・キャリア

綺羅女プロデューサーOkeiです。
今日もキャリア・コンサルタントの立場から
NHK連続テレビ小説のポイントに光を当ててみましょう!

 

今回の「あさが来た」から学ぶ
女性のスマート・キャリアのテーマは
 
「自己PRの秘訣」

 

です。

 

 

まさか「あさが来た」の中で面接シーンがあるとは!

 

しかも茂造じいさんが・・・(笑)

ではなく「へぇさん」でした。

 

前から気になっていましたが、かなりの重要人物のようですね。

お店に何度か来ているけど「へぇ」しかしゃべらない「へぇさん」が

加野屋で働きたいということでした。

 

どうも「へぇさん」は、得体のしれない人物のフリをして、

全国の銀行を巡り、見込みのある銀行を探していたようです。

 

雁助が話をしてもなかなか埒があかないということで

あさが面接官に。

 

最初は「へぇ」しか言わず、ここでもあさの出方を探っていた

「へぇさん」こと平十郎ですが、あさの人柄が間違いないとみるや

突然饒舌になりました(笑)

 

ここで、面接のポイントを解説します。

面接で大切なのは「第一印象」「話す内容」。

 

第一印象は平十郎、全くダメでした。「へぇ」しか言わない怪しい人でした。

 

でも、饒舌になってから話した内容は、かなりのものでした。

点数をつけると80点!これで第一印象の悪さをカバーしました。

 

面接で聞かれるのは「自己PR」と「志望動機」。

(なんか面接対策講座みたいになってきた)

 

平十郎の場合、志望動機を話しながらうまく自己PRをしています。

 

なぜ、両替屋がいいのか、なぜ加野屋がいいのか、

つまり、「志望動機」のこたえとして

 

・大蔵省で働きながら

「この国の経済を立て直すには民間の銀行がしっかりせなあかん」

との思いがあった。(日頃感じていた問題意識)

 

・2年間いろんな店を回ってきたが、ろくな銀行がなかった

(問題解決に向けて行動を起こした)

 

・この店には他の店にはないものを感じた

(数ある同業者の中でなぜ加野屋なのか)

 

・だからここで働きたい

(結論)

 

・ドイツに留学をして銀行の勉強をしてきた経験を活かし、

加野屋が銀行として成長するために力を貸すことができる

(自分の何が役に立つのか)

 

このようなお話でした。

 

なぜ両替屋がいいのか、については

「民間の銀行がしっかりせなあかん」という強い思いがあったから。

 

なぜ加野屋かについては、

「ほかの店にはないものを感じた」

 

と言っていましたが、この「ほかの店にはないもの」が何なのかを、

言葉で伝えることができたら、100点でした!

でも、自分がどう役に立てるのかをしっかり伝えたおかげで

採用が決まったのです。

 

就職活動中の人がよく失敗するのは

志望動機の伝え方です。

 

会社やお店のことを褒めて終わり、という人の多いこと。

 

そうではなく、この会社、このお店で、自分が何をできるのかを

伝えなくてはいけません。

 

「ドイツに留学をして銀行について学んだその経験は

加野屋には必ず役に立つはず」

 

この部分なんです。

 

会社が求めているものを知るためには「企業研究」

自分が提供できるものを知るためには「自己分析」

が必要なのです。

 

Okeiは普段就職活動中の人と接することが多いのでついつい

力が入ってしまいました!

 

女性は自分をPRすることを苦手としている人が多いと感じます。

素晴らしい経歴なんてない、と言う人もいます。

 

でも、例えば家の中をきれいに片づけ、掃除が得意だという人は、

事務所の中をいつもきれいに保ち、気持ちの良い空間づくりができそうですよね。

 

女性同士のおしゃべりが得意だという人は、

女性向けの商品開発をする場面で、多くの女性の声を集めてきそうですよね。

 

自分が普段していることの中に、職場でも役立つことが必ずあるはずです。

等身大の自分で勝負しましょう!