NHK連続テレビ小説「あさが来た」第104話から学ぶ女性のスマート・キャリア
綺羅女プロデューサーOkeiです。
今日もキャリア・コンサルタントの立場から
NHK連続テレビ小説のポイントに光を当ててみましょう!
今回の「あさが来た」から学ぶ
女性のスマート・キャリアのテーマは
「進路」
です。
入社式の時の社長の訓示のような、背筋が伸びるような
へぇさんのお話でしたね。
行内の風通しの良さ、先代から続く取引先への誠心誠意の態度、
それが加野銀行の文化だということですが、
今の組織にもそのままつながるお話ですね。
今回のテーマ「進路」という言葉、
これは時代によってその響きが大きく違うものかもしれないと感じました。
あさが小さい頃(平安末期)は、男の子は家を継ぐ、
女の子は決められた家に嫁ぐということが当たり前で、
進路を自分で選ぶなんてことは一般の人はできませんでした。
また、女の子が学ぶ機会もありませんでした。
でも、明治中期になり、千代は学校に通い「進路」を選べる可能性がある。
ずいぶん変わりました。
Okeiが高校~大学の頃、「進路」という言葉は、ワクワク感を感じるとともに
ちょっと面倒くさいという感覚を持っていたような気がします。
今の学校にずっといたいけど、次を考えないといけないのか~という感覚です。
あさの時代からすると贅沢な感覚ですよね。
それでも、自分の未来に向けて就職活動をしている期間は、
自分が大人になったような気がして気分が良かったし、希望を持っていました。
Okeiが就職をしたのはバブルがはじけた頃。
お祭りムードがぱったりと消えていった頃でした。
あれから20年以上たち、今大学生の就職支援をしていると、
とても堅実な考え方をした学生が増えた一方、
どこか「進路」という言葉が自分事としてとらえきれていない学生が
多くなったような気がしています。
大勢の中にいると安心し、みんなが進む方に行き、
目立つより無難な方がいいと考えている学生が増えたような・・・。
就職活動の方法が変わってしまったから?
人口が減少し、将来に希望が持てないから?
情報があまりに多すぎるから?
要因はいろいろあると思いますが、
自分の「進路」は自分で選ぶ、というか、掴む、くらいの気持ちを持って、
行動してほしいな~と思うのです。
みんなと同じではなく、自分のとがった部分を活かせる仕事が何なのか、
自分と向き合って、自分で真剣に進路を考えることによって
自分の生き方にも責任を持てるのではないでしょうか。
女性は男性に比べて、「決断する」ということが苦手な人が多いです。
人に委ねる方が楽に感じることもあるでしょう。
でも、人生すべてだれかにのっかってしまって、本当にいいの??????
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