NHK朝ドラに見る女性のスマート・キャリア

こんにちは。綺羅女プロデューサーOkeiです。 綺羅女とは、自分の足で自分らしい生き方(キャリア)をスマートに選び、 幸せを自らGETできる女性です。 NHKの朝ドラにはそのヒントが満載! Okeiがキャリア・コンサルタント目線で朝ドラの登場人物の女性と、 周りを取り巻く人間模様をウォッチング! 女性の幸せな生き方を、勝手に楽しく語ります♪

NHK連続テレビ小説の登場人物から女性の幸せを考えます

NHK連続テレビ小説「あさが来た」第128話から学ぶ女性のスマート・キャリア

綺羅女プロデューサーOkeiです。
今日もキャリア・コンサルタントの立場から
NHK連続テレビ小説のポイントに光を当ててみましょう!

 

今回の「あさが来た」から学ぶ
女性のスマート・キャリアのテーマは
 
「思い通りにならないもの」

 

です。

 

 

あんなに元気だった菊が弱ってしまって、ちょっと寂しいですね。

 

怪我をしたことは決して良いことではないけれども、

これがきっかけで菊の心境にも何か変化が起きてきそうです。

 

今回は菊の人生を振り返るようなストーリーでした。

 

小さい頃は母親から山王寺屋の一人娘として厳しく育てられ、

同じように惣兵衛にも厳しく接してきて、

惣兵衛との確執が続いてしまったこと。

 

そして、時代に翻弄されて破たんしてしまった山王寺屋。

大阪から和歌山へ移り住み、農家として歩み始めた一家。

 

山王寺屋が破たんしてからの人生を、

菊はどうしても受け入れることができなかったんですよね。

そして、孫の藍之助に山王寺屋を再建してもらうことを頼みにしていました。

 

しかし、それが叶わないこととなった。

そんな時に、怪我をしてしまったんでしたよね。

 

菊の人生はもしかしたら、思い通りにならないことの

連続だったのかもしれません。

 

と言いますか、ほとんどの人にとって、人生って、

「思い通りにならないもの」なのかもしれません。

 

ただ、それをどうとらえるのか、

それが大切なのだと思います。

 

菊のように、自分の人生を客観的に振り返り、

あんなこともあった、こんなこともあった、というのを、

受け入れること。

 

そしてその、受け入れた人生の結果が今につながっていると

気づくことができると、楽になれるのだと思います。

 

菊を見てると、Okeiの父方の祖母を思い出してしまいます。

 

祖母は大阪生まれ大阪育ち、大きい商家で不自由なく暮らし、

新次郎のように三味線や踊りをたしなんでいましたが、

戦争で多くのものを失ってしまいました。

 

そして、Okeiの父と母が結婚してOkeiの兄が生まれ、

空気の良い郊外の家に住もうと、大阪を離れたのです。

 

その時は大阪を離れることを猛反対したそうです。

 

郊外の家に来てからは出かける先も少なく、張り合いがなかったようですが、

近所の三味線仲間と交流することと、

行きつけのお寿司屋に行くことは楽しみだったようです。

 

家にいる時もきちんと着物を着ていて、

毎朝きちんと髪をまとめて、本当におしゃれな祖母でした。

また、今風に言うと、ノリが良く、楽観的な人で、

小さい頃はよく遊んでもらいました。

 

話し方も、菊のような話し方で、自分のことを「わて」と言っていました。

本当に懐かしく思い出します。

 

祖母の人生について、直接本人から聞く機会はほとんどありませんでしたが、

母から聞き、かっこいいおばあちゃんだな~と思っていました。

 

大阪から郊外に来て、そのことはもしかしたら

受け入れられていなかったのかもしれませんが、

周りに人に対しては、そういうそぶりは見せていませんでしたし、

最後は家族みんなに見守られて息を引き取りました。

 

祖母と暮らせたことは、Okeiにとって身近に

女性の生きざまを見る良い機会になっていたのだと、

今になって思います。

 

話がそれてしまいましたが、

「思い通りにならないもの」とどう向き合い、

現状を受け入れることができるのか、

それが、この先の人生を楽しめるかどうかを大きく左右します。

 

それに早く気付けば気づくほど、人生を楽しめる期間が長いのです。

 

菊のことはなかなか好きにはなれませんでしたが、

素直な気持ちが見えるとやっぱり、憎めませんね。

 

 

 

 

置かれた場所で咲きなさい

置かれた場所で咲きなさい