NHK連続テレビ小説「あさが来た」第129話から学ぶ女性のスマート・キャリア
綺羅女プロデューサーOkeiです。
今日もキャリア・コンサルタントの立場から
NHK連続テレビ小説のポイントに光を当ててみましょう!
今回の「あさが来た」から学ぶ
女性のスマート・キャリアのテーマは
「最後の教育」
です。
ああ~、あんなにあっけなく菊が亡くなってしまうなんて!
ちょっとショックです。
(あさイチの有働さん、つけまつげが取れなくて良かったですね!)
菊はキツイ物言いをするので家族の中でも
みんなから少し距離を置かれているところがあり、
もしかしたら心を許せる相手がいなかったのかもしれません。
でも、はつと話をしている菊の表情を見ていると、昔のキツさはなく、
むしろ自分の弱みさえ見せることができる存在になっていたということで、
はつが果たした役割は大きかったですね。
はつがいなければ、惣兵衛と菊との確執も、
収まっていたかどうかわかりません。
はつの優しさと、強さと、正直さに、
菊も自然に心を開いたようでした。
亡くなる間際には、自分の現状を穏やかに受け入れていましたね。
「あの山が山王寺屋やったんや」
が、それを物語っていました。
山王寺屋というのは、菊にとって自分の人生の象徴であり、
そこから離れることはできない。
だから、また大阪で山王寺屋を復活させることばかり考えていた。
でも、人生の象徴である山王寺屋は別に両替屋でなくてもよかった。
今は家族そろって暮らしている和歌山が、菊にとっての山王寺屋だったんだ、
と気づいたのでした。
子どもや孫に対して、自分の人生を受け入れて
死んでいく姿を見せることは、最後の教育なのかもしれませんね。