NHK連続テレビ小説「あさが来た」第148話から学ぶ女性のスマート・キャリア
綺羅女プロデューサーOkeiです。
今日もキャリア・コンサルタントの立場から
NHK連続テレビ小説のポイントに光を当ててみましょう!
今回の「あさが来た」から学ぶ
女性のスマート・キャリアのテーマは
「インターンシップ」
です。
千代の花嫁姿、初々しくて良かったですね~♪
ドレスも当時はかなり目新しかったんでしょうが、
よ~く似合っていましたよね!
仕事の面では、千代の夫の啓介が
かなりの切れ者のようで、期待大ですね!
さて、今日のテーマの「インターンシップ」
今の日本では主に大学生が就職活動の一環としてとらえ、
短期で経験するのが主流となっています。
今の大学4年生からは就職活動の時期が変わり、
それまでより短期決戦になったことから
企業側も会社にマッチした学生と早い時期に出会うのに必死になっており、
採用活動とは別にインターン受け入れを強化している会社が多いです。
それを見ていて「なんだかなぁ~」と思うのです。
全く意味がないとは言いませんが、形式だけじゃないの?という
プログラムも多いのです。
学生は「お客様」状態で、実際の職場経験は限られています。
1日、2日参加しただけで、その仕事が自分に合っているかどうか、
わかるはずもありません。
その企業に応募する権利を得るために参加する学生。
優秀な学生を少しでも早い時期に見定めたい企業。
違うやろ!と思うんですがね。
アメリカでは学生が将来の仕事を考えるのに、
早い時期から自らインターン先を探し、実際の仕事を経験し、
自分に合っているかどうかを判断します。
その方が、ミスマッチが少ないはずなのです。
日本式の採用活動がすべて悪いとは言いませんが、
改善できるところはいっぱいあると思います。
あさは、加野屋に訪ねてきた女子大学生に
そろばんや簿記や裁縫など技術的なことを教え、
また、女性がキャリアを積むには、という話までしていましたね。
インターンシップとは違うかもしれませんが、
大学で学ぶだけでは実社会では役に立たないことを
よくわかっているのですね。
学ぶことは大切ですが、知識ばかりを詰め込むだけでは
実際の社会では使えないことも多いです。
Okeiは普段大学生の就活支援をしていますが、
社会のことをほとんど知らず、のほほ~んと過ごしている学生が、
急に社会に出て苦悩する姿を見ています。
企業にとっても損失です。
もっと、本当の意味でのインターンシップが
日本でも広まればいいと思うのですが・・・。