NHK連続テレビ小説「あさが来た」第92話から学ぶ女性のスマート・キャリア
綺羅女プロデューサーOkeiです。
今日もキャリア・コンサルタントの立場から
NHK連続テレビ小説のポイントに光を当ててみましょう!
今回の「あさが来た」から学ぶ
女性のスマート・キャリアのテーマは
「変わる勇気」
です。
大きな変化が起きようとしていますね。
加野屋が両替屋から銀行へ。
家の商いからカッパへ、あ、いえ、カンパニーへ。
それにずっと抵抗をしていた雁助。
その雁助が腹をくくったようです。
ここで、環境の変化に強いのは、女性か男性かを考えてみましょう。
一般的に、新しい環境に置かれたときに、順応しやすいのは
女性だと言われています。
例えば、Okeiの例でいうと、
Okeiの息子は少年野球~中学の硬式野球と、
地域の野球チームに所属していました。
地域のチームというのは、多くの場合、保護者も練習や
試合の運営にガッツリと関わることになります。
チームに新しい部員が入ってくる時期、
両親が息子を連れてくることが多いのですが、
お母さんはすでに入っているお母さんのグループに入り、
自己紹介をし、話を聴き、また、受け入れるお母さんたちも
積極的に話しかけることが多く、グループに入るのにそれほど時間はかかりません。
一方お父さんは、チームの練習を一人でじ~っと見ていることが多く、
時間がたってから先に入っているお父さんが話しかけに行く、という図式が多いです。
地域の奉仕作業なんかでも、似たような光景が・・・。
幼稚園児を観察してもその傾向はあるようで、
新しいクラスで、すぐにグループになって遊びだすのは女の子、
男の子はしばらくは、自分が遊びたいおもちゃを持って、
それぞれが思い思いに一人遊びをする傾向が強いのだそうです。
面白いですよね~。
これには、生物学的な根拠があるようで、
男性はなわばりを守るという習性があり、
意地でもここを動かないぞ、という気持ちが強いようです。
女性にはそれがなく、環境が変わってもその場に合わせようとするようです。
それを思うと、あさが早くから銀行銀行と言っていたのも、
周りのしがらみやのれんの重さという、「なわばり意識」があまりなく、
未来の加野屋のことを考えていたからかもしれません。
どちらが良くてどちらが悪いというものではなく、
実際、銀行へと先走るあさを、今はその時ではないと
どっしり構えて止めてくれた雁助のおかげで、
加野屋が安定したというのもまた事実。
それが今は変わるタイミング。
あさの本領発揮です!