NHK朝ドラに見る女性のスマート・キャリア

こんにちは。綺羅女プロデューサーOkeiです。 綺羅女とは、自分の足で自分らしい生き方(キャリア)をスマートに選び、 幸せを自らGETできる女性です。 NHKの朝ドラにはそのヒントが満載! Okeiがキャリア・コンサルタント目線で朝ドラの登場人物の女性と、 周りを取り巻く人間模様をウォッチング! 女性の幸せな生き方を、勝手に楽しく語ります♪

NHK連続テレビ小説の登場人物から女性の幸せを考えます

NHK連続テレビ小説「あさが来た」第136話から学ぶ女性のスマート・キャリア

綺羅女プロデューサーOkeiです。
今日もキャリア・コンサルタントの立場から
NHK連続テレビ小説のポイントに光を当ててみましょう!

 

今回の「あさが来た」から学ぶ
女性のスマート・キャリアのテーマは
 
「叱咤激励」

 

です。

 

 

今回のドラマ的なテーマは、間違いなく千代の恋愛について、

なのですが、Okeiが選んだのはあさの「叱咤激励」です。

 

なんか久しぶりですよね!

あさがあんなに熱く語っているのは。

スカッとしました~。

女子の大学校を先延ばしにしようとする成澤さんに、

 

「あほ違いますか!」

「これやから根性のない若いのはあかんのだす!」

「ぶつぶつ言い訳せんと、うちの目の黒いうちに

きっちりおなごの大学校見せておくれやす!」

「みんなの前で弱音はいたらあきまへん!」

 

笑ってしまうくらいズバズバ言っていました。

 

「叱咤激励」とは

大声で叱り、励まし、勇気づけること。

 

これがなかなか難しいのです。

親が子を叱るのも、上司が部下を叱るのも、

本当に難しい。

 

あさの叱り方が気持ち良いのは、

・感情に突っ走っておらず、きちんと筋を通しているところ

・突き放すのではなく、一緒にやろうとしているところ

 

ということは、してはいけない叱り方は

・感情的になり、言っている意味がよくわからない

・相手に対する嫌悪感を見せてしまう

 

女性は叱るときに感情が先に立ってしまいがちですが、

あさの叱り方を見習いたいですね。

 

 

 

NHK連続テレビ小説「あさが来た」第135話から学ぶ女性のスマート・キャリア

綺羅女プロデューサーOkeiです。
今日もキャリア・コンサルタントの立場から
NHK連続テレビ小説のポイントに光を当ててみましょう!

 

今回の「あさが来た」から学ぶ
女性のスマート・キャリアのテーマは
 
「困りごとを解決する」

 

です。

 

 

雁助の意識が戻って良かったですね!

 

「なんでうめが・・・まぁええか・・・」

は本当に雁助らしくって笑ってしまいました。

 

うめの気持ちは複雑なまま、だけど、

命が助かって本当に良かった。

 

さて、今回注目するのは榮三郎の新規事業についてです。

経営が悪化している生命保険の会社を買い取って、

立て直しをはかるというものです。

 

榮三郎の話では、

今まで人の生き死にを商売にする保険会社は

どうかと思っていたが、働くものの家族を守る

意義のあるものじゃないかと気づいた、

ということでした。

 

これはおそらく、雁助が重体になったときの

その家族の困窮ぶりを見て気づいたことなのだと思います。

 

商売は、お金儲けが第一ではなく、

それが世の中に役に立つのかどうかが第一なんだという考え方です。

 

榮三郎や新次郎の父、正吉も、「信用第一」の人でした。

 

あさも、炭坑の事業を始めたのは

石炭が陸蒸気(蒸気機関車)を走らせ、

日本を豊かにするに違いない、との思いから。

 

銀行を始めたのは、志のある人の商いを応援するため。

 

人の役に立てるか、世の中から必要とされるかどうかが

基準になっています。

 

「困りごとを解決する」会社であること。

 

商売をする上でとても重要なことです。

 

それは、私たちの普段の行いにも通じるのではないでしょうか。

 

自分の行動基準を、「自分のためになるかどうか」

だけで動くのではなく、

「他の人の役に立てるかどうか」で動くことができる人は、

社会から必要とされる人なのではないでしょうか。

 

書いていて、Okei自身も背筋がピンと伸びた気分です!

 

 

 

 

NHK連続テレビ小説「あさが来た」第134話から学ぶ女性のスマート・キャリア

綺羅女プロデューサーOkeiです。
今日もキャリア・コンサルタントの立場から
NHK連続テレビ小説のポイントに光を当ててみましょう!

 

今回の「あさが来た」から学ぶ
女性のスマート・キャリアのテーマは
 
「おもしろいこと」

 

です。

 

 

「生きてたらおもしろいことも起きますもんやな」

 

と、意識のない雁助にうめが話しかけていました。

うめの気持ちはとても複雑なはず。

 

恋心を抱いていた雁助が重体で、

雁助の家族とも対面し、家族を通して

彼の知らない一面を垣間見ている。

 

気持ちの整理もつかないまま、

それでも前向きに話しかけている。

 

見ているのも辛いくらいの状況です。

 

もしかしたら一緒になれたかもしれない雁助の

奥さんと娘さんに会えたことを「おもしろいこと」と表現したうめ。

 

それには、人生にはいろいろなことが起きる。

楽しいこともつらいことも起きる。

予想もしないことも起きる。

でもそのすべてのことを、受け入れようではないか、

という、うめの懐の深さが表れているように思います。

 

きっとあさも、うめのそんな懐の深さに守られてきた面も

あるのでしょうね。

 

前にどんどん出ていくあさと、

後ろでどーんと構えて見守っているうめ。

 

親子のようです。

 

うめは理想的な母親像なのかもしれないと感じました。

 

 

NHK連続テレビ小説「あさが来た」第133話から学ぶ女性のスマート・キャリア

綺羅女プロデューサーOkeiです。

今日もキャリア・コンサルタントの立場から

NHK連続テレビ小説のポイントに光を当ててみましょう!


今回の「あさが来た」から学ぶ

女性のスマート・キャリアのテーマは

 

「器の大きさ」


です。

 

 

雁助がえらいことになってしまいました。

心配だけど、見守るしかありません!

 

さて、今回のテーマは「器の大きさ」ですが、

あさと宜ちゃんが一緒に行動していたので、

あさの器の大きさがよ~くわかったシーンがありました。

 

あさと宜ちゃんが寄付金集めのためにとある家を訪れ、

まずは女子の教育論を読んで欲しいとお願いしている時、

あさのことを「悪名高き・・・」と言い、小ばかにした態度をとるおじさん。

 

終始、にくたらしい感じでした。

 

それを見て宜ちゃんがついカッとなって何かを言おうとしますが、

あさがそれを止めます。

 

あさ、大人になったのね・・・・・・・。

 

若いころのあさならきっと宜ちゃんのように、

カッ~っとして怒鳴っていたかもしれません。

 

でも今のあさは悪態をつかれても笑顔でさらっとながし、

「ここに置いときますから、よかったら読んでください」

と、立ち去ってしまえるのです。

 

天使のようです!!!

 

人間ができて器が大きくなりましたね。

 

いちいち感情的になるのではなく、今自分がすべきことを

冷静に考えて行動しているのです。

 

女性は感情的になってキーキー言う人が多いと聞きます。

でも、キーキー言ってしまったら負けなのです。

また、小ばかにされるのです。

 

特に仕事の場では、冷静に、感情のスイッチは切ったまま、

ビジネスライクに話をすることを、相当意識しないといけないのです。

 

器は急に大きくなりません。

少しずつの積み重ねと、辛い経験を自ら買って出る

積極性が必要です。

 

あさと宜ちゃん、どちらも背筋が伸びていて

自分をしっかりと持っていて、頼もしいですね。

 

宜ちゃんの器も、きっと大きくなるはず♪

 

 

NHK連続テレビ小説「あさが来た」第132話から学ぶ女性のスマート・キャリア

綺羅女プロデューサーOkeiです。
今日もキャリア・コンサルタントの立場から
NHK連続テレビ小説のポイントに光を当ててみましょう!

 

今回の「あさが来た」から学ぶ
女性のスマート・キャリアのテーマは
 
「第2第3の故郷」

 

です。

 

 

女子大学の話が少しずつ順調に進み始めました。

成澤さんも、総理に直談判をしに行くなんて、

あさの影響を受けていますね♪

 

千代や宜ちゃんの環境も変わり、

穏やかに、でも生き生きと時間が流れています。

 

和歌山のはつも、穏やかな時間を過ごしています。

今回はこのはつの言葉に注目します。

 

キジバトの声を聴きながら

「東京から戻って最初にこの声聴いたとき、

なんやほっとしましたのや」

と、ほっこりしているはつ。

 

これは、ここが我が家なんだ、

ここが私の居場所なんだと、

実感しているということですよね。

 

はつは京都の今井家に生まれ、

結婚して大阪の山王寺屋に入り、

山王寺屋が破たんしてからは大阪の郊外で過ごし、和歌山へ。

 

山王寺屋へ嫁入りした直後は、はつは自分の居場所を

見失っていました。

 

しかし、山王寺屋の破たんという試練がかえって、

はつと、眉山家の結びつきを強くし、

はつは家族の一員であるということを実感できたのです。

 

大阪の郊外で過ごしていた時も幸せそうでしたし、

和歌山へ来てからもそうでした。

 

結婚をして2つの家族が1つになるということは、

考えてみれば大変なことです。

価値観も習慣も違うんですから。

 

住む場所を夫側に合わせることが多い今の日本では、

そのギャップをまともに受けるのは女性の方です。

 

でもそれは、悪い事ではないと、受け止めましょう。

知らなかった世界を知ることができた。

私には「地元」が2つある。

今までこの家族になかった価値観を、私が持ってくることができた。

私にしかできないことがある。

 

今自分がここにいることは、

何か必ず意味がある、と考えてみましょう。

 

実はOkeiも、自分の居場所がわからない時期がありました。

でも、「この地域の人にないものを、あなたは持ってる」

と、言ってくれた人がいたおかげで、

自分がここにいていいんだと思えたのです。

 

変わったもの、新しいものを持ってくるのが

私の役割なんだなと。

 

出かけていて家に帰る時、

この景色が見えたらほっとする、

この音が聞こえたらほっとする、

そういうポイントはありますか?

 

Okeiは、自宅のリビングの窓に明かりがついているのを

遠くから見るのが好きです。ほっとします。

 

 

 

NHK連続テレビ小説「あさが来た」第131話から学ぶ女性のスマート・キャリア

綺羅女プロデューサーOkeiです。
今日もキャリア・コンサルタントの立場から
NHK連続テレビ小説のポイントに光を当ててみましょう!

 

今回の「あさが来た」から学ぶ
女性のスマート・キャリアのテーマは
 
「一人の大人として認める」

 

です。

 

 

ここの所、家族関係についてのお話が続いていますが、

女性のスマート・キャリアと家族とは、

切っても切り離せないものだと、Okeiは思っています。

 

今日考えるのは

親が自分の子どもを「一人の大人として認める」重要性です。

 

あさの父があさに、

「ええ娘やったで」

と言うシーンがありました。

 

あさの父のあさに対しての決まり文句

「こら!あさ!」

も聞くことができましたね。

 

あさのおてんばぶりに厳しく接してきた父でしたが、

あさの商いの才能を少しずつ認めるようになり、

今回は女子大学の設立の応援もしたいと言ってくれました。

 

「娘としてかわいい」

「大人として認めている」

 

その両方が表れていたと思います。

 

親子関係で難しいのは、親が子どものことを

いつまでも子ども扱いしてしまいがちなところ。

 

まだこれを子どもに任せるのは無理だと思い込み、

先回りしてなんでもやってしまう。

いつまでも子どものやることなすことに口を出す。

 

こういうことをやってしまいます。

 

子どもは親の影響を大きく受けます。

成長した子どもに対して子ども扱いばかりしてしまうと、

守られている安心感から依存心が強くなり、

自分の力で伸びていこうとする力が育ちにくかったり、

(つまり、自立ができない)

逆に、子が親に反発をして

親子関係がギクシャクしてしまったりします。

 

親としては本当に難しい・・・。

 

あさの父、忠興のように、

娘の才能を認めているということを口に出し、

その力を信じて託すということが大切なのでしょう。

 

そしてこれは、部下を育てるときの接し方にも

通じるかもしれません。

 

女性の勤続年数が長くなってくると必然的に

女性の上司が増えることになります。

 

よく耳にするのは、

「女性の上司は丁寧だけど、部下を伸ばすのがうまくない」

 

という声です。

(もちろん、全ての女性上司がというわけではありません)

 

つまり、面倒見が良すぎて、部下が自分で

やる機会を知らず知らずに奪ってしまっているということです。

 

良かれと思ってしていることが、

部下の成長を止めてしまっているなら、見直しが必要ですね。

 

「認める」

「伝える」

「託す」

 

忠興に習ってこれですね♪

 

家族は子どものころから大人になってからもずっと、

人と人との関係を学ぶ場でありつづけます。

そういう場を大切にしたいですね。

 

 

 

LEAN IN(リーン・イン) 女性、仕事、リーダーへの意欲
 

 

NHK連続テレビ小説「あさが来た」第130話から学ぶ女性のスマート・キャリア

綺羅女プロデューサーOkeiです。
今日もキャリア・コンサルタントの立場から
NHK連続テレビ小説のポイントに光を当ててみましょう!

 

今回の「あさが来た」から学ぶ
女性のスマート・キャリアのテーマは
 
「親孝行」

 

です。

 

 

前回ははつのお義母さんが、今回はあさとはつの実のお母さんが

亡くなってしまい、お父さんもすっかり体が弱ってしまいました。

本当に寂しいですね。

 

前回は先に亡くなる親の立場としてできることを考えてみましたが、

今回は年老いた親を持つ子どもの立場でできることを考えてみます。

 

自分が子どもの頃、親の存在は絶対的だと思っていたし、

亡くなる日が来るなんてこと、考えもしませんでした。

 

入学や就職、結婚というタイミングで、

子どもは生まれ育った家から巣立ちます。

ず~~~~~っと一緒に暮らしてきた親子が、

別々に暮らすことになります。

 

Okeiは結婚のタイミングで家を出ましたが、

寂しさを感じつつも新生活をしっかりと送ることの方に

意識が行っていました。子どもってそういうもんです。

 

でも今、自分が親の立場になって

Okeiを送り出した時の両親の気持ちを考えると、

「寂しい思いをしたんだろうな」ということがよくわかります。

 

自分の子どもがこの家を出ていく日のことを考えると、

「もうちょっと待って~~~~~!」と思ってしまいます。

 

家を出た子どもが、自分の親にできることは、

親に会いに行くことと、自分自身が幸せになること。

 

親に会いに行くことを意識し始めたのは、実は最近です。

7年前、父が亡くなってからです。

 

まさかそんなに早く亡くなるとは思っていなかったので、

親孝行する暇もありませんでした。

 

それまでは自分が親に会いたい時や、ちょっとゆっくりしたい時に

気ままに会いに行っていたのですが、

それから後は母親が一人になったこともあり、

自分がどうというよりも、母のことが心配で

意識をして会いに行くようになりました。

 

そんな時に、何かの記事で、親にあと何回会えるか、

という話を読みました。

 

一年に会う回数×親の余命

 

背筋が寒くなりました。本当に限られた時間なのだなと。

 

親孝行って何をすれば?と迷うことはないと思います。

「ありがとう」の気持ちで一緒にいることができたら、

それでいいんだと思います。

遠くにいるなら電話でもメールでも。

 

あさの時代は結婚して夫の家に入ると、

里帰りもままならない状況だったようです。

今も女性の多くは結婚をすると

夫側に合わせて住む場所を選ぶことになります。

 

夫の家族と同居をしていると、遠慮もあるかもしれませんし、

仕事や子育てで忙しいとなかなか里帰りする時間もないかも

しれませんが、「親とあと何回会える?」という問いかけを

忘れないでくださいね。